CEO MESSAGE

代表取締役社長 正木 聡

正木 聡まさき さとし

1971年生まれ。ダイキチシステム株式会社創業者 辻成晃氏の考え方に共感し、予てより挑戦したかった飲食業界に参入。1996年に大吉いわき店を開業。2010年に株式会社ありがとうカンパニーとして法人化し、2016年にダイキチシステムを卒業。現在いわき市内に独自ブランド やきとり十八番を3店舗、海鮮業態五楽、令和元年に焼肉ホルモン業態の焼肉おはこをオープン、いわき市内に3業態、5店舗を展開する。

ありがとうカンパニーがありがとうカンパニーになるまで。
生業から事業へ。お客さんの望む声を形にし続けていくと自然にお店が増えていく。

元々は「10坪、客席は20席。生業として家族でやっていけるお店」として始めたやきとり大吉。これはやきとり大吉グループ創業者 辻成晃氏が口を酸っぱくして言っていた考え方です。

会社として、事業として舵をとるきっかけになったのは東日本大震災。
いわき市は原発から比較的近い位置にあることからたくさんの人が避難していました。テレビでも「駅前には誰も人がいません。」と報道が流れるほど。僕は3月11日から丸2週間後の3月25日に営業を再開したんですが、コンビニもガソリンスタンドもやってない。店の前通るのは自衛隊の車だけ。「こんな時にお店を開けてもお客さん来ないだろうな。」って思ってましたが、18時くらいに満席。
結局人はたくさんいた。行くところがないからおとなしくしてただけだったんです。
その時にお客さんが口々に「ありがとう。」って。「久しぶりに美味しいもの食べた。」「お酒飲んで楽しい時間過ごせた。」って、すごいお客さんに感謝されたんですね。その時、商売ってこういうことが人にとても喜ばれるのかと思ったし、飲食店て素晴らしいなと思って、目覚めたきっかけになりました。

株式会社ありがとうカンパニーという名前は、『お客さんにありがとうって言ってもらえるようにしようねー』って思ってつけた名前で、まさにその通りのことが起きて。

お客さんに感謝されて、心から喜んでもらって、自分だけじゃなくて色んな人を巻き込んでもっと地域のためになるような仕事を。もっとたくさんのありがとうが生んでいきたいなー。そう思って考え方や想いを言葉にしていました。
すると「一緒に働きたい!」「こんな形はどうか?」共感やアイディアがたくさん生まれて。セントラルキッチンもそんなアイディアが形になった一例です。
うちは障がい者や留学生スタッフも多く在籍していますが、彼・彼女らも時間はかかるんですけども半年、1年経つとぐぐっと伸びてくるんですよ。そうやって1人,2人と人が増えてくると今度は「是非実習させて下さい。」って自然とまた人が集まってくる。そうしてもう1店舗、2店舗と自然とお店が増えていきました。

ACフットサル大会受賞式の様子
ACフットサル大会受賞式の様子
ACフットサル大会全体写真
ACフットサル大会全体写真
植田店店長 島津さんと代表 正木
植田店店長 島津さんと

人の成長に合わせた歩みを。
売上至上主義で考えない、それがありがとうカンパニー流。

「向こう5年で年商10億を目指す!とか系列店を10店舗にする!」みたいな目標を立てるのが会社として一般的な考え方だと思いますが、僕たちは少し違います。
もちろん会社を大きくしていくつもりだし、その過程で売り上げを伸ばしていく必要もある。けど数字を目標にするやり方は性に合いません。あくまでも人ありきで。むやみに人を増やしていくのではなく、僕たちの考え方に共感して働いてくれる人が増える。その結果必要なタイミングで出店をする。その逆はありません。

仕事に関してもセントラルキッチンがあることで、社員やアルバイトスタッフがほとんど串打ちをやらないですむ仕組みがあります。このおかげで店頭での業務の細分化が計れ、新卒のお兄ちゃんでも店長ができるようになりました。(弊社の店長平均年齢は24.3歳)
やるべきことがはっきりとすることで、自分が何を学べばいいか・何を考えるべきかが明確になります。一人前として成長してもらいたいと思った結果がこの仕組みです。結果、他社にはない弊社ならではの特徴になっていると思います。

こんな人と一緒に働きたい
弊社を検討される方へ

端的に言うと、『素直であり続けるための努力』をして欲しいと思います。
これは知識バカになって欲しくはない。素直で勉強熱心な人であり続けて欲しい。一言でいうと『人に好かれる人間になれ!』ということ。人に好かれるというのは、周りから必要とされるということ。誰かに必要にされるって人生を豊かにしてくれるじゃないですか。だから仕事ができるできないとかよりも人間性を重視します。

できるだけ長く働いてもらいたいし、楽しみながら仕事をしてもらいたい。
一緒にいることで将来の夢もかなえられるような会社にしたいなと切に願っています。

VISION